setupはじめの30分

Claude Code セットアップガイド
1週間、気がねなく使える状態にする

届いた招待リンク(ゲストパス)から登録して、自分のパソコンの実物のフォルダを「壊れる心配なく・毎回の承認もなしに」任せられる状態を作るまでの手順です。作業はぜんぶで30分ほど。設定は本当に必要なものだけに絞ってあります。ここまで終われば、あとの7日間は好きに使って大丈夫です。

やること
登録 / インストール / 安全設定
所要
30分ほど
対象
Mac / Windows
what

01はじめに、これが何かだけ

ひとことでふだんのAIチャットが「答えを返す人」なら、Claude Codeは「あなたのパソコンの中で実際に手を動かす人」です。あなたが指定したフォルダを読み、ファイルを作り、直し、並べ替えます。だから最初に決めるいちばん大事な設定は「どのフォルダを見せるか」です。

アプリの上には3つのタブがあります。設定するのは右の「Code」です。

タブできることこの資料では
Chatふつうの会話。パソコンのファイルには触れない設定はいりません
Cowork別の作業場(仮想マシン)で、放っておくと進めてくれる係体験中は使えます(扱いません)
Codeあなたが選んだフォルダを直接読み書きして、実際に作業するここを設定する

名前に「Code」と付きますが、プログラムを書く人だけのものではありません。フォルダの整理、資料づくり、たまった書類の要約も同じやり方で頼めます。

safety

02安全の考え方:ふだんはAutoモードのままでいい

設定を始める前に、安全のしくみだけ先に押さえます。ここが分かっていれば、あとは何も怖くありません。
Claude Codeの動きかたは「モード」で決まります。1手ごとにあなたへ許可を求める Manual と、監視役のAIが代わりに1手ずつ検査する Auto があり、有料プラン相当のアカウントでは最初からAutoが選ばれています。毎回の承認は必要ありません。そのまま使って大丈夫です。

Autoモードの仕組み作業するAIとは別に、監視役のAI(分類器)がすべての操作を実行前に検査します。「頼まれた範囲を超えていないか」「読んだファイルにあやしい指示が混ざっていないか」を見て、危険なものは実行前に止めます。たとえば「もとからあるファイルを復元できない形で消す」「ネットから取ってきたプログラムをそのまま実行する」「機密らしきデータを外部に送る」は、最初から止まる決まりになっています。
モードふるまい使いどころ
Auto監視役のAIが1手ずつ検査して通すふだんはこれ(最初の設定)
Manual1手ごとにあなたに確認してくる不安な作業・大事なファイルを触るとき
Planファイルを変えず、計画だけ出す大きめの相談の入口
Accept editsファイル変更を無条件で通す(監視役なし)Autoがあるので使わなくてよい
Bypass permissions監視役ごと外して全部実行使わない

切り替えは送信ボタンの横からいつでも往復できます。もし一覧にAutoが見当たらなければ、Manualのまま使えば同じ検査をあなたの目でやるだけです。

人間の側で守るのは、この4つだけ

「これだけは絶対やらないで」を先に決めておく

やり方は2段階あります。かんたんな順に。

① 会話で宣言する。「わたしがOKと言うまで削除はしないで」「ネットへの公開はしないで」のように言っておくと、Autoモードの監視役はそれをブロック条件として扱います。手軽な反面、会話がとても長くなると宣言が流れてしまうことがあるので、日をまたいだら言い直すのが確実です。

② 設定に書いてもらう。禁止ルール(deny)として設定に書くと、モードに関係なく必ず止まります。いちばん大事な分(ゴミ箱ルール・上書き前のコピー・外部送信の禁止)は、次章 step 07 のコピペ1回でまとめて設定します。あとから足したくなったら「〜も同じように禁止して」と頼めば、同じ形で足せます。

まとめ:心配ごとと、それを防いでいる仕組み

心配ごと防いでいる仕組み
情報が外に流れる監視役のAIが、機密らしきデータの外部送信を実行前に止める。さらに次章 step 07 で「送信・公開はわたしが頼んだときだけ」というしばりを明文化する
もとのファイルが壊れて戻せなくなる監視役のAIが復元できない削除を止める。加えて次章 step 07 で、削除はゴミ箱行きに・大きな書き換えの前はコピーを残す決まりにする。ふだんのバックアップが最後の保険
頼んでいないことを勝手にやる頼んだ範囲を超える操作は監視役が止める。あなたはいつでも停止ボタン(Esc)で止められる
会話が学習に使われる使ってほしくない場合は、Claudeの設定のプライバシー項目からいつでも変えられる

この表の状態を作るのが、次章のセットアップです。30分で終わります。ここまで済ませてしまえば、あとは壊す心配なしに好きに試せます。

setup

03セットアップ(順番にどうぞ)

ここからは手を動かすパートです。step 07 まで進めば、前章の表の状態がそのまま出来あがります。

01step

招待リンクから登録する

届いた招待リンク(ゲストパス)を開いて、案内どおりにアカウントを作ります。このリンク経由なら1週間、Claude CodeとCoworkが無料で使えます。ふだんの契約は不要です。

すでにPro、Maxなどを契約している方は、招待リンクはいりません。そのまま次へ進んでください。

02step

デスクトップアプリを入れる

claude.com/download からご自分のパソコン用(Mac / Windows)をダウンロードして、インストールします。

Claude Codeはこのアプリに最初から入っています。別のソフトを追加で入れる必要はありません。

03step

サインインして「Code」タブを開く

アプリを起動して、step 01で作ったアカウントでログイン。画面上部の中央にある「Code」タブを押します。

ここで英語のエラーが出たら、06章の対処表を見てください。だいたいは一度サインアウトして入り直すと直ります。

04step

Windowsの方だけ、Gitを入れる

Windowsでは「Git for Windows」が入っていないと、自分のパソコンでの作業がはじまりません。git-scm.com からインストールして、アプリを再起動してください。

Macはたいてい最初から入っているので、この手順は不要です。

05step

自分の「仕事場」フォルダを1つ作る

デスクトップなど分かりやすい場所に、「わたしの仕事場」のようなフォルダを1つ作って、毎回それを選びます。ここがClaudeとの拠点になります。CLAUDE.md(申し送りメモ)をここに置けば毎回自動で読み込まれ、作ってもらった資料もここに貯まっていきます。

拠点の外にある資料も、そのまま読みに行けます。「書類フォルダにある請求書のPDFを読んで」のように場所ごと頼めばよく、読むだけなら追加の操作はいりません。一方で拠点の外のファイルを変える・消すときは検査や確認が入るので、「読み込みはパソコン全体、書き込みは拠点の中が基本」という安全な形がひとりでに出来あがります。

「壊れたらどうしよう」への答えは3重①監視役のAIが「もとからあるファイルを復元できない形で消す」操作や拠点の外への書き込みを検査して、危ないものは実行前に止める ②step 07 の設定を入れると、削除は「_ゴミ箱」フォルダへの移動に置き換わる ③ふだんのバックアップ(MacのTime Machine、OneDriveなど)が動いていれば、さらに取り消しがきく。書類フォルダの片づけのような「外」の作業も、この仕組みの上で安心して頼めます。
06step

最初のセッションを開く

Codeタブで、実行する場所として Local(自分のパソコン)を選び、Select folder から step 05 で作った仕事場フォルダを指定します。次回からも毎回この同じフォルダを選びます。モデルとモードは送信ボタンの横で選べます(モードは前章のとおり、最初の設定のままで大丈夫です)。

あとは日本語でふつうに書けば通じます。動作確認をかねて、まずはこれを送ってみてください。

このフォルダの中に何があるか一覧にして教えて。まだ何も変更しないで。

07step

安全設定を、まとめてClaudeに頼む(コピペ1回)

むずかしい設定画面は開きません。下の依頼文を貼るだけで、Claudeが自分自身に「安全のしばり」をかけます。この1回で「情報を外に出さない」「もとのファイルを壊さない」の2つが仕組みになります。

最初に安全の設定をまとめてお願い。
①ファイルを完全に消す操作(rmコマンドなど)を、設定の禁止ルール(permissionsのdeny)に追加して。消したいものが出たら、代わりにこの仕事場の中の「_ゴミ箱」フォルダへ移動して。
②もとからあるファイルを大きく書き換えるときは、先に「ファイル名_元」というコピーを残してから。
③インターネットへの送信・公開・アップロードは、わたしがはっきり頼んだとき以外はしない。
この3つをCLAUDE.mdというファイルにも書いておいて。終わったら、何がどう設定されたか説明して。

これで準備は完了です。最後の「何がどう設定されたか」の返事を読めば、しばりが効いていることを自分の目で確かめられます。

claude.md

04CLAUDE.mdに書くこと(具体版)

CLAUDE.mdは、仕事場フォルダに置いておく申し送りメモです。毎回そのフォルダを選ぶかぎり、会話のたびに最初に読まれます。step 07 で安全ルールの書かれたCLAUDE.mdがもうできているので、ここではあなたの好みを追記して自分仕様にします。まずは下の依頼文をそのまま送ってください。

CLAUDE.md に、次の内容を追記して。

# わたしについて
・プログラミングの経験はない。専門用語はかみくだいて、短い言いかえを添える
・ふだんはAIチャットに質問する程度の使い方

# 返事のしかた
・日本語の丁寧語。結論を先に、要点は3つまで
・選択肢を出すときは、おすすめを1つ決めて理由を添える

# 作業のルール
・たくさんのファイルを一度に動かす前に、対象の一覧を見せてわたしの確認を取る
・大きな作業は、先に計画を見せてから実行する
・作ったものには、あとで見て分かる説明のコメントを残す

中身は3ブロックだけです。①自分の前提(Claudeが知りようのないこと) ②返事の好み ③作業のローカルルール。この型のまま、自分に合わせて書き換えてください。ここに書いた決まりは、Autoモードの監視役のAIも読んで判断に使います。

書くこと書かないこと
自分の前提(経験の程度、呼んでほしい名前)パスワードなどの秘密(メモ自体が毎回読まれる前提で)
返事の好み(言葉づかい、長さ、選択肢の出し方)世の中の一般的なベストプラクティス集
毎回言いたくなる注意・このフォルダ特有の決まり長いマニュアルの貼り付け
ベストプラクティスを読み込ませる必要は?ありません。世の中で共有されている一般的なコツは、Claude自身がすでに知っています。CLAUDE.mdの役目は「あなたのこと・あなたの決まり」という、Claudeには知りようのない部分を補うことだけ。逆に長く書くほど1行ずつの効き目が薄まるので、目安は20行くらいまでに保つのがおすすめです。

いちばんのコツ:注意したら、その場で覚えさせる

使っていて同じ注意を2回したら、それはCLAUDE.md行きのサインです。その場でこう言えば、Claudeが自分で追記してくれます。メモが1週間かけて育って、どんどん手がかからなくなります。

いまの注意、今後も毎回同じようにしてほしいから、CLAUDE.mdに足しておいて。

screen

05画面の見かた早見表

場所さえ分かっていれば、あとは触りながら覚えられます。Windowsは CmdCtrl に読みかえてください。

やりたいことどこ
止める停止ボタン、または Esc
止めずに方向を変えるそのまま次の指示を書いて送る
新しい話をはじめるサイドバーの新規、または Cmd N
権限モードを変える送信ボタンの横、または Cmd Shift M
変更内容を見くらべる変更件数の表示をクリック、または Cmd Shift D
どれくらい使ったか見るモデル名の横にある丸い表示をクリック
ショートカット一覧Cmd /

知っておくと便利な言いかえ

セッション
1本の会話のこと。話が混ざったら新しく作るのが早いです。
差分(diff)
変更前と変更後を見くらべる画面。許可を出す前にここを見ます。
ターミナル
文字で命令を打つ黒い画面。使わなくても困りません。
CLAUDE.md
そのフォルダ用の申し送りメモ。置いておくと毎回読んでくれます。
trouble

06うまくいかないときの対処

症状対処
Codeタブで403などの認証エラー一度サインアウトして入り直す。それでも直らなければ、アプリを完全に終了してから開き直す
Codeタブを押すとアップグレードを求められる招待リンクからの登録が終わっているか確認する。別のアカウントでログインしていないかも確認
「Git is required」と出る(Windows)Git for Windowsを入れて、アプリを再起動する
画面が真っ白のまま動かないアプリを再起動する。更新が来ていれば適用する
「Failed to load session」選んだフォルダが移動または削除されている可能性あり。別のフォルダを選び直すか、アプリを再起動する
操作の意味が分からないClaude本人に日本語で聞く。「いまの確認画面は何をしようとしてる?」で説明してくれます
go

07ここから7日間は、自由に

準備は以上です。あとは思いついたことを日本語で投げてください。何から頼めばいいか迷ったときのために、方向性の違う例を並べておきます。自分で使う道具を作ってみたい方は、次の08章から選ぶのが近道です。

書類フォルダにある保険のパンフレットのPDFを読んで、要点を5つにまとめて。専門用語はかみくだいて。

ファイル名を「日付_内容」の形にそろえたい。まず、どれをどう変えるかの一覧だけ見せて。実行はわたしがOKしてから。

このメモをもとに、A4で1枚に印刷できる案内をHTMLで作って。できたらブラウザで見せて。

ダウンロードフォルダが散らかってるので、中を見て、種類ごとにフォルダ分けする案を出して。OKしたら実行して。

わたしが毎週やっている作業のうち、あなたに任せられそうなものを3つ挙げて。

迷ったときの合言葉「まず計画だけ見せて。実行はわたしがOKしてから」。この一言を付けるだけで、たいていの不安はなくなります。削除や移動の確認が出たときは、ゆっくり読んで、迷ったら Reject で止めてから理由を聞けば大丈夫です。
build

08何か作ってみたい人へ:最初の1本の選び方

「アプリを作る」と聞くと大がかりに感じますが、最初はHTMLファイル1枚で動く小さな道具がおすすめです。理由は3つあります。準備するものが何もない、作ったその場でアプリ内のブラウザに表示して確認できる、そして壊れてもそのファイルを消すだけで済むこと。

下は難易度の低い順です。上から選べば、まず1本を完成まで持っていけます。

作るものできること目安
1チェックリスト毎回同じ手順や持ち物を並べて、押すと消えていく。旅行の支度、月末の締め作業など30分
2見積書・請求書メーカー金額や品目を入れると、そのまま印刷やPDF保存ができる形に整う1時間
3集計ページ銀行やカードのCSVファイルを読み込んで、月ごとの合計と内訳を表とグラフで出す半日
4かんたん台帳名簿や在庫を追加・検索・書き出しできる。閉じても内容が残る1日

頼み方は、3回に分けるとうまくいく

一気に全部を伝えるより、動くものを先に作らせて、見ながら直すほうが速くて確実です。

1回目:旅行の持ち物チェックリストを、HTMLファイル1枚で作って。押すとチェックが付いて、閉じても残るようにして。まずは動く形でいいので作って、ブラウザで見せて。

2回目:(画面を見ながら)文字が小さいので大きくして。項目を自分で追加できるようにして。色は落ち着いた感じで。

3回目:使い方の説明をページの下に3行で書いて。あとで自分でも直せるように、ファイルの中にコメントを残しておいて。

作るときのコツ「エラーが出た」ときは、画面に出ている文字をそのままコピーして貼れば直してくれます。直し方が分からなくても大丈夫です。逆に、一度にたくさんの機能を頼むと迷子になりやすいので、1回のお願いは1つの変更までにしておくと、ほぼつまずきません。

できたファイルは、そのままメールで送っても相手のパソコンで開けます。インターネットに公開したくなったら、それも頼めますが、まずは手元で動くものを1本仕上げるのがおすすめです。

works

09参考:わたしがClaude Codeで作ったもの

イメージがわきにくいと思うので、自分の仕事で実際に動かしているものをまとめたページを置いておきます。どれもClaude Codeに頼んで作ったもので、最初はどれも「1枚のHTML」からでした。

実際に触れます業務アプリ ショーケース(shirai-app-showcase.pages.dev)
会議の議事録づくり、顧客の履歴管理、写真を送るだけの在庫管理など。ダミーデータで動くデモが入っているので、読むより触るほうが早いです。

動くものを見てから「自分ならこれが欲しい」を決めると早いです。最初の1本は、08章の表の上から選ぶのがおすすめ。ここに並んでいるものも、始まりは同じ「HTMLファイル1枚」でした。

source

10この資料の元にした情報

画面の名前や項目の位置はアプリの更新で変わることがあります。見当たらないときは、アプリ内でClaudeに直接聞くのがいちばん確実です。

claude code setup guidev2.9 2026.08.21